今日はスコータイへ行こうと朝早めに起きたらやはり誰もいなかった。
昨日お姉さんからいろいろ情報を聞いたところによると、バスターミナル1からなら直接スコータイ遺跡へ行くバスがあるらしい。
スコータイは新市街から遺跡まで12キロ離れているので、新市街からだとソンテウに乗り換えないといけない。
でもバスターミナル1まではちょっと距離がある(2キロ)からどうしようかなと思ったけど、昨日のバス停でなかなかバスが来なかったので、まあバスターミナル1まで行った方が確実かな。
だけどこの判断は結果的に失敗だった。
それはお姉さんのせいではなくて、私がタイ語ができないせいなんだけど。
お姉さんが書いてくれた。
これを見れば行き先がタイ文字でもわかるからと。
バスターミナルまで行くと、スコータイ行きバスはすぐに見つかった。
スコータイまで42バーツ。
乗っていると、昨日バスを待っていた停留所を通過。
やはり郊外のターミナルまで行かなくてもよかったんだな。
1時間ほどでスコータイに到着したけど、数人降りただけでみんなまだバスに乗っているので、運転手さんにこれからどこに行くのか聞いてみた。
すると、
“Old city”
というので、私はてっきりこのバスは遺跡公園まで行くのだなと思い込んでしまった。
そのまま乗っていると、なんだか全然違う方向に走っていることに気づいた。
しかし、こんな何もないところで降りてもどうしようもないのでそのまま乗っていると、バスはどんどん北の方に向かっている。
私はスコータイに行きたいんだと乗務員のお姉さんに聞いてみたけどまたしても英語が通じなくて一苦労。
また戻るからこのまま乗っとけみたいなことらしい。
結局ずいぶん遠くまで行ってしまって時間をロスした。
でも旅とはそういうもの。
効率よく行くことばかりではない。
スコータイ新市街のバスターミナルに戻り、そこからソンテウに乗り換え。30バーツ。
ようやく遺跡公園入り口に到着。
お腹がすいて死にそうだったので、とにかく何か食べないと動けない。
急いで空いているお店に入って、ツナのチャーハンをいただく。79バーツ。
公園内は広いので、自転車をレンタル。
30バーツ。
自転車レンタル屋さんは遺跡の入り口にあって、いっぱい自転車が置いてあるのですぐにわかる。
名前と国を書くだけですぐに貸してくれて、地図をくれた。
入り口で尋ねてみると、あっちでチケットを購入しろと言われた。
チケット100バーツ。
ずいぶんリーズナブルだな。
公園内はすごく整備された印象。
ルートもわかりやすく、スポットごとに自転車置場もある。
元々はジャングルに放置されていたというから、整備はかなり大変だっただろうなと思われる。現在は完全に観光地化されていて秘境感はあまりないです。
自転車ですぐ、お堀の向こうがワット・マハータート。
スコータイ王朝の都の中心寺院。
中心の仏塔(チェーディー)と、その周囲に8つの小塔。
仏塔の台座には遊行するブッダの弟子たちの彫像。
台座の上にはブッダの坐像。
境内には10基の礼拝堂、8基の仏堂、185基の仏塔があるらしい。
復元図。
仏立像(プラ・アッタロート)。
屋根がなくなって柱だけになり、仏像が裸になったみたいです。
続いて、ワット・シーサワーイへ。
クメール式の3基の仏塔。アンコールワットを思い出す。
クメール時代にはヒンズー教寺院として建立されたが、スコータイ時代に仏教寺院になったそうです。
続いて、ワット・トラパン・ングン。
「銀の池」の中の小島にあります。
レンガの上に座る仏像。
塔の手前には、遊行仏の浮彫があります。
ワット・スラ・シー。
こちらも池の小島に浮かぶ遺跡で、橋を渡って向かいます。
橋を渡るとすぐ、手前にあるのがスリランカ様式のチェーディー。
奥には仏坐像が。
夕日を浴びて美しいです。
ラームカムヘーン大王像記念碑。
スコータイ王国最盛期を築いた王様で、現在もタイ国民に敬愛されているそうです。
タイの人は最初にこの像を参詣するらしいのですが最後になってしまった。
時間がなくて、城壁外のワット・シー・チュムに行けなかったのがとても残念。
ソンテウが5時半ぐらいまでしかないので、少なくともそれに乗らないとピサヌロークまで帰れなくなってしまう。
スコータイ歴史公園
Mueang Kao, Mueang Sukhothai District, Sukhothai 64210 タイ
+66 55 697 241
https://goo.gl/maps/abhMgKAk7uxxiYP6A
自転車を返却。
帰りのソンテウになんとか間に合った。
行きと同じドライバーさんだった。
荷物がいっぱい載っているし、横向きに座って運転するから印象に残ってた。
バスターミナルまで帰ってきたけど、ここからピサヌローク行きのバスあるんだろうかと思い聞いてみると、フィニッシュと言われて衝撃を受ける。
でもここで待っとけみたいな感じ。
どういうことかな?
小一時間ぐらいしてようやくバスが来たが、行きの路線バスと違いタークから来てスコータイ経由でピサヌロークへ行くロットゥーだった。
しかも2日前にタークからピサヌロークへ行った時と同じドライバーさん!
ホテルのお姉さんが言っていた直接遺跡公園へ行くというのはこのバスのことだったのか。
さっきフィニッシュって言ってたのは行きに乗って来た路線バスはもう終了したってことだったんだな。
ピサヌロークまで45バーツ。第1バスターミナルまでノンストップだった。
まあとにかくなんとかタクシーのお世話にならずに帰れて良かった。